私たちがサステイナブルな社会、そして世界を目指すとき、そのターゲットは2050年、そして2100年、さらにはそれ以降です。サステイナブルな世界が実現するかどうかは21世紀前半に持続可能な社会に向けて舵を切れるかどうかにかかっていますそのためには現在20代-30代の方々の力が必要なのです。
サステイナブルな社会を作るためには多くの人の努力が必要です。知の面から貢献できる人を、是非育てていきたいと考えています。
当研究室では、温室効果ガスの排出をはじめとした、環境負荷が小さく同時に質の高い環境を保った環境共生型都市の構築を目指しています。
環境負荷を考える場合には、都市の場で生じる負荷だけでなく、都市が消費する様々な物質の製造や廃棄の際に生じる環境負荷も同時に考えなければなりません。
そのためには,ライフサイクル的な考え方が必要となり,また環境負荷を全体として減らすゼロエミッションを適用していく必要があります。
また,環境改善施策の提案にあたっては、環境中に排出される汚染物質の動態把握や、その処理技術の開発といった工学的アプローチが重要となる一方、
施策提案を受け入れる市民がどのような態度を形成し行動にまで移すのか、といった側面をも考慮することが重要であり、多面的な環境改善施策の評価が必要となってきます。.
複雑な現代の環境問題を読み解き、解決法を提示するためには、従来の型にはまらない新しい発想により、物事を包括的に捉える研究が必要とされています。
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当研究室では、人間活動の様々な側面を取り上げ、工学的視点のみならず、社会学、経済学との融合を図り、持続可能な社会を形成していくための礎となる研究を進めています。.
┣東京大学大学院
工学系研究科┫
┣環境システム
研究室┫