バイオマスは、カーボンニュートラルであることから、有効利用することによって、二酸化炭素削減に結びつけることができ、利用推進が求められています。
日本の国土は面積の約7割が森林です。このバイオマスを使ってバイオエタノールを製造したとしたら、どれ位のガソリン代替が可能なのでしょう?
今後、国内の森林において、エネルギー利用を目的とした樹木(早生樹)をどの程度生産できるのか、それらの有効活用により温室効果ガスの排出をどれ程削減できるのかを評価することは、長期的な温暖化対策を立案する上で重要といえます。
当研究室では、エネルギー生産用の早生樹木や早生作物である栽培系バイオマスの生産ポテンシャルを、気候条件や傾斜条件を考慮することにより現状に即して推計し、将来的なバイオエタノール供給可能量及び、それに伴う二酸化炭素削減量を推定しています。
また、製紙や住宅建設セクターにおける木質バイオマス利用をも考慮した総合的利用戦略を考えています。
┣東京大学大学院
工学系研究科┫
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研究室┫