環太平洋都市を対象とした大気汚染軽減施策評価 |
大気汚染と一概に言ってもそのレベルは国ごと都市ごとに大きく異なり,そこには様々な要因が大きく働いています。そのため,現況で問題となっている事柄を工学的,法律的,地理的,歴史的,社会的にと,多方面より包括的に把握することが重要といえるのではないでしょうか。また,それぞれの都市で取られている,また今後取られうる大気汚染軽減施策を考えていく際にも,そうした包括的視点が求められるでしょう。本題目はそのような包括的現況把握及び施策評価を実際の各都市を対象として行い,より良い施策提案へ繋げていくためのものといえます。◆ 今後の研究発展性は?(特に大学院進学を考えている学生さんへ)
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本題目はAPRU(環太平洋大学協会)の研究課題(Environmental Sustainability in Pacific Rim Cities: The Challenge of Air Quality)の一環として行なうことを考えています。本課題にはアメリカ,チリ,シンガポール,タイ,日本の若手研究者が参加しており,またその研究分野も,地理学,社会科学,法律,工学と広範囲に渡っています。このような多方面からのアプローチの一翼を担うことで,幅広い視野からの工学研究ができるものと期待しています。