Last updated on August 29, 2011
所属:東京大学大学院工学系研究科・都市工学専攻・環境システム研究室 教授
東京大学サステイナビリティ学連携研究機構・教授(兼任)
・科学技術振興機構(JST) 社会技術研究開発事業「地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会
」
2009年度後半の企画調査「文教活動をてこにした文の京の脱温暖化可能性調査」に続いて、2010年度後半から「主体的行動の誘発による文の京の脱温暖化 」をスタートしました。
これは、東京大学の地元の文京区と連携して、脱温暖化の動きを広げようというプロジェクトです。「文の京の脱温暖化」の詳細はこちら 。
・低炭素都市研究
さまざまな形で研究を続けています。脱温暖化2050プロジェクトチームとしてのリーフレット「低炭素都市の実現へ向けての解析(pdf)」、2009年7月に開催したシンポジウム をご覧下さい。
・サステイナビリティ学連携研究機構
2005年8月、東京大学は、文部科学省の戦略的研究拠点育成プログラムにより「サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S) 」を全学組織として設置し、国内の4大学および協力機関と連携してサステイナビリティ学を確立するという、チャレンジングな改革をスタートさせました。2005年10月から、そのIR3Sの兼任教授を務めています。
振興調整費による育成期間は2009年3月に終了しましたが、東京大学では引き続きIR3Sを存続させて活動を続けると共に、大学間の連携は新たな組織である一般社団法人「サステイナビリティ・サイエンス・コンソーシアム 」へと引き継がれました。
・サステイナブルキャンパス活動
大学は未来の社会の縮図です。キャンパスから発生する環境負荷の削減や地産地消、社会的な側面の改善など、キャンパスのサステイナビリティを高めるための活動が、多くの大学で展開されています。東京大学においても、その活動を開始しました。2008年7月、TSCP (Todai Sustainable Campus Project)室が発足し、活動を進めています。国際的にも国際研究型大学連合(IARU)の中でキャンパスサステイナビリティ 活動を進める活動に参加しています。
・環境リーダープログラム
教育面では、文部科学省の振興調整費によって「アジア環境リーダー育成プログラム(APIEL)」を開始しました。都市工学専攻または新領域創成科学研究科のサステイナビリティ学コースの大学院生を対象にして、将来の環境リーダーとして必要な素養をフィールド演習、学際的な講義を通じて体得するプログラムです。プログラムは2009年4月から開始し、現在3年度目に入っています。
・GCOEプログラム
文部科学省GCOEプロジェクト「都市空間の持続再生学の展開 」の事業推進担当者を務めています。
・最近の出版物から
★サステイナビリティ学連携研究機構の活動から生み出されたもの
サステイナビリティ学(全5巻) 東京大学出版会
この中では第3巻「資源利用と循環型社会」 を主に担当しました。
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サステイナビリティ学シリーズ(英文、UNU Press)
“Establishing a Resource-Circulating Society in Asia: Challenges and Opportunities ”
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★個人著作
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本を2004年の5月に出しましたが、版元で品切れになっているようです。
花木 啓祐著「都市環境論」 岩波書店 定価2,730円(本体 2,600円 + 税5%)
■体裁=A5判・209頁 ■2004年5月26日発行■ISBN4-00-006810-5 C3336
氏 名 花木 啓祐(はなきけいすけ)
生年月 1952年3月
出 身 神戸市
勤務先
113-8656 東京都文京区本郷7丁目3番1号
東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻
e-mail:
hanaki[at]env.t.u-tokyo.ac.jp
([at]を@に変えてください。)
学 位 工学博士(東京大学 1980年3月)
専攻分野 都市環境工学
略 歴
1975年 3月 東京大学工学部都市工学科卒業
1975年 4月 東京大学大学院工学系研究科都市工学専門課程修士課程入学
1977年 3月 同上修了
1977年 4月 東京大学大学院工学系研究科都市工学専門課程博士課程入学
1980年 3月 同上修了、工学博士
1980年 4月 東北大学工学部土木工学科助手
1983年 4月 東京大学工学部都市工学科助教授
1985年 4月 アジア工科大学院(Asian
Institute of Technology, AIT
バンコク)環境工学科助教授に派遣
1987年 4月 職務に復帰
1991年2月〜9月 アメリカ・ピッツバーグ大学工学部土木工学科客員助教授
1992年11月 東京大学工学部都市工学科教授
1993年 1月 東京大学先端科学技術研究センター都市環境システム分野教授
1998年 4月 東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授
2002年4月から05年3月 および2009年4月から2010年3月まで
東京大学大学院工学系研究科附属水環境制御研究センター長(併任)
2005年10月 東京大学サステイナビリティ学連携研究機構(IR3S)教授(兼任)
現在に至る
受 賞
2005年6月 (社)日本水環境学会・学術賞受賞。テーマ「地球温暖化問題を考慮した水環境管理に関する研究」 受賞講演はこちら。
2008年2月 (社)環境科学会・学術賞受賞。テーマ「都市の環境システム分析に関する研究」
参画している学会活動は以下の通りです。関連するお知らせも掲載しています。
日本学術会議 (2006年10月から連携会員)
社団法人 日本水環境学会(1995年4月から2009年6月まで理事、このうち2007年6月から2009年6月まで会長。現在顧問)
この学会では年会や各種セミナーを開催いたしております。非会員の方の参加も歓迎しております。詳細は学会ホームページをご覧下さい。
英文の電子ジャーナルも発刊しています。
International Water Association (IWA)
水環境の分野でのトップの国際学会です。
その機関誌であるWater Research のEditorを務めていました(2003年7月より2008年6月まで)
社団法人 土木学会 (2008年6月から2010年6月まで研究・調査部門理事)
環境システム委員会 (2005-2006年度委員長。現在顧問)。環境システム委員会は、さまざまな分野のかたがたとの連携を重要視しております。
研究発表会、シンポジウム、地域連携型シンポジウムを開催していますので、是非ご参加ください。
社団法人 環境科学会 (2003年から2009年まで、2011年3月から理事。現在副会長)
社団法人 廃棄物資源循環学会 評議員
社団法人 日本下水道協会 (論文査読委員長、研究発表会企画運営委員会委員長(現在)など。
International Society for Industrial Ecology
(ISIE)、国際開発学会、環境経済・政策学会、日本LCA学会会員
以下のような研究プロジェクトに参加しています(終了したものも含めています)。
・バイオ燃料プロジェクト(2008-2010年度)
環境省地球環境研究総合推進費・「アジア太平洋地域を中心とする持続可能な発展のためのバイオ燃料利用戦略に関する研究 」の中で、バイオ燃料のLCAについて研究を行いました。
・文の京(ふみのみやこ)プロジェクト(2009年度後半・2010年度後半から現在進行中)
独立行政法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センターによる社会技術研究開発事業研究開発プログラム「地域に根ざした脱温暖化・環境共生社会」の一環として、企画調査「文教活動をてこにした文の京の脱温暖化可能性調査」を行いました。現在、実行段階に入っています。詳細はこちら 。
・脱温暖化2050プロジェクト (2004-2008年度)
環境省地球環境研究総合推進費・戦略的研究開発プロジェクトS-3として行われ、その中で都市チーム(S-3-3)の代表を務めました。
脱温暖化2050プロジェクトとしては、日本の温室効果ガスの70%削減のシナリオを2007年2月に(2008年6月改訂)、「低炭素社会に向けた12の方策 」を2008年5月に公表しましたまた、都市チームとして「低炭素都市の実現へ向けての解析」を2009年2月に公表しました。さらに、2009年7月24日(金) 午後、低炭素都市に関するシンポジウムを開催しました。当日の発表の内容をこちらでご覧いただけます。
これ以外の過去のプロジェクトはこちら
担当している主な講義
<地球環境工学(学部2年生)>
<環境システム解析(学部4年生)分担分>
<Management of
Global and Urban Environment(大学院−英語)>
講義内容はこちら
発表論文リスト
をご覧ください。
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